私は普通ではない動物の絵を描いています。
普通に絵を描くとしたら紙やキャンバス・パネルが多いのではないでしょうか。
あとは石や木、壁などに描くアーティストも多いと思います。
そして私が絵を描くのに使っているのものはガラスやアクリル板のような透明な素材を使ったガラス絵と呼ばれるものです。
ガラス絵がなぜ普通ではないのか・・・
他の素材を使って描く場合、必ず絵の具などの塗料が付着している面を見ます。
そして塗料が付着していない裏側を作品として見ることはないですよね?
しかし
ガラス絵は透明でスケスケだからこそ塗料が付着していない面を作品として見ることができるのです!
なのでガラス絵を描く時は塗料が付着していない面を見せるように描かなければならないので、絵の描き方自体が普通ではないのです。
ここだけで説明するのは難しいので詳しい描き方はコチラで説明しています。
そして私はこのガラス絵に動物を描く動物ガラス絵を専門で描いています。
動物専門なのは純粋に動物が大好きで
動物を描くのも大好きで描きたいからです。
ガラス絵を始めたきっかけはプラ板(焼いたら小さくなる透明な板)に絵の具を塗ってみたこと。
そこからハマりどんどん細かいことにこだわって・・・
気がついたときには独学でガラス絵と呼ばれるようなものを描いていました。
初めてアートとして描いたガラス絵
そして背景になるものをあえて一切入れずに描いてみた時
置く場所によって絵の雰囲気が全然違うことに気がつきました。
この描き方で描きたい動物の大きさと同じくらいの大きさの絵を描いてみたいと思い、
亡くなってしまったネコのことを思い出しながら描いた作品があります。
この作品が完成間近のある日にふと視界に入った瞬間思わずビックリしてしまいました。
「そこにいるのかと思った・・・」と
ガラス絵に似た方法でプリントされて作られているのですが、
アクリルキーホルダーやクリアのスマホケースなどにプリントされているグッズなどをよく目にします。
しかし
私はそれよりも存在感のある絵が描ける!
とこの時に確信しました。
それと同時に
誰かにとって大切な存在の動物がその誰かともう会えなくなってしまったり、
一時的に離ればなれになってしまったりして寂しくなってしまった人を少しでも癒せる絵が描けるのではないかとも思いました。
癒されるかどうかの感じ方は人それぞれなんですけどね(笑)
まるでそこにいるかのような存在感たっぷりの動物似顔絵を描いて動物が好きな人に喜んでもらいたい、
私自信もいつの日かガラス絵の美術館を作りたいと思っているので色んな絵を描いて腕を磨いて挑みたい。
そんな思いもあって動物絵の依頼を受けています。
ただ、私が初めて家族以外の人に動物似顔絵を贈ったときに反省したことがあります。
その相手はチャットフレンドのイギリス人女性でいつも英語で話をしています。
彼女は絵に携わる仕事をしていたり自ら作品を描いていたりとアートが大好きでよくアート系の話をすることが多いです。
そんなある日、
愛犬のScampi(犬種はウエスティ)が亡くなってしまったと言う話をされそこからScampi君を描いて贈ることに・・・
いくつか画像を送ってもらい描いていたのですが、
実はあまりScampi君の話はほとんどしていなかったので彼がどんなワンちゃんなのかイマイチ分からないまま描きました。
完成した作品を見ても写真で見たScampi君らしさが足りずモヤモヤ
絵を描いている過程を送っていたので作品はそのまま贈りましたが、
私の中ではもっとたくさん話を聞いて理解してから描けばもっとScampi君らしさを出せたと思っています。
なので私は動物似顔絵の依頼を受けるとき、必ず似顔絵を描く動物のことをお話してもら
える人だけの依頼を受けることにしています。
Ri-アニマルアート通信では
存在感たっぷりな動物似顔絵を描くためにじっくりお話を聞いたり、
他の作品の情報も発信していく予定です。
ちなみにイギリス人の友だちに贈ったScampi君の作品はとても喜んでもらえて、今では彼女のアトリエに飾ってあるんだそうです。
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