これはちょっとリッチにクサガメとミシシッピアカミミガメにお刺身の残りをあげたときのことです。
エビとマグロは食べたことがある彼らは指先だけでも見せると口を開けて走っておねだりしてくるのですが、この時手に持っていたのはマグロと白身魚。
匂いで違いがバレてしまいそうなので水槽ごしにマグロを見せると口を開けておねだりをするのですが、口元で白身魚を見せたらまさかの口を閉じてしまったのです!
しばらく鼻先に白身魚をつけたら違和感を感じるような雰囲気でしたが食べていたので色の違いがわかることは分かりました。
さて、ここでさらに疑問がわきます。
【どのくらいの色が見えるのか】
ということ。
この時点で白系と赤系は判断しているようなので気になるじゃないですか!
ということで実験するのは判断が難しいので調べてみました。
調べた結果を分かりやすく他の生き物と比較していくと…
個人差はありますがヒトの多くは赤青緑の3色を元に見えています。
イヌやネコのような哺乳類の多くは先祖が夜行性で夜でもハッキリと見えるように青黄の2色が元になっているそうです。
そしてカメを含む爬虫類、鳥類は赤青緑の3色の他になんと紫外線が見えているとのこと!
種類や個体差はあるようですが、紫外線が見えることで昼間は物がハッキリと見分けやすくなり、敵や獲物を見つけやすくなるんだそうです。
紫外線が見える画家の方がいるようにヒトも紫外線が見えることがあるそうですが、
通常、色覚検査で紫外線が見えるかは必要性があまりないので検査されず まだ研究段階のようです。
ということで結果は、
【カメはヒト以上にカラフルな世界が見えていた】
ということでした。
自分が見ている世界と違う世界が見えているのは考えてみると面白いですね。
〈追記〉
ロシアリクガメのりきゅう君を部屋でお散歩させていたときに、たまたま草を思わせるような色が入っている絵を置きっぱなしにしてしまったことがあります。
気がついたときにはその草ぽい色の部分を食べようとするりきゅう君の姿がありました。
もしかしたら嗅覚よりも視覚の方が重点的に使っているのかも知れないですね?
なんにせよ・・・
色の影響で誤食する可能性は十分にありえるので気を付けた方がいい
と言うことは確実ですね。
↑しかし人工芝は食べようとしているところは見たことがないです。
〈余談〉
色覚では無いですが…姉が乱視と近視でメガネかコンタクトがないと生活しにくいと言っていますが子供の頃 ふと呟いていたことが忘れられません。
それは満月を裸眼で見たときに
「今日のお月様は花が咲いてるみたいに重なってて幻想的!」
と言っていたこともあります。
自分には1つしか見えていないのでこれはとても衝撃的な発言でした。
簡単に目玉を交換して見えるのなら見てみたい
自分だけが見えている世界、その人にしか見えない世界、その生き物にしか見えない世界…
生物の観察や身近にいる人と話してみるとまだまだ意外な発見もあるかもしれませんね!
動物と色のことで気になったことはコチラ
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