薄いアクリル板と厚みのあるアクリル板に描いたときの微妙な違い

ガラス絵に薄くても割れにくいアクリル板をよく使っているのですが、ガラスよりもアクリル板は様々な厚みのあるものが多いです。
今回はこの微妙な厚みの違いによって変わることについてお話します。

薄いアクリル板の特徴

薄いアクリル板の特徴は描きやすいことと作品が近くに見えるということです。

まずは描きやすい方ですが…作品を描くのに描きやすいのは気になりますよね?
これについては下書きを使ったり、描くアクリル板のサイズが大きくない場合にとても描きやすいです。

アクリル板が厚いと下書きとの距離があるので感覚的に描きにくく感じると思います。
それとサイズが小さいと手元のアクリル板の厚さも気になります。

作品が近くに見える方はアクリル板に厚みがない分、物理的にも近くで見えますが光の加減でアクリル板が見えにくくなることもあります。
これは薄い方が起きやすいのでより身近に感じさせる作品には合うと思います。

光の当たっている左側より、右の影になっている方がアクリル板の境界線が見えにくい。

厚みのあるアクリル板の特徴

厚みのあるアクリル板の特徴は作品としてすぐに飾りやすかったり、立てたり表面からも絵を追加で描けます。

作品としてすぐに飾れる方は完成したものが額に入れて飾る感じに近い状態になるからです。
アクリル板でもガラスでも描く時は同じなんですが…
ガラス絵の場合すでにガラスに描いてしまっているので額に入れなくても表面がガラスになっているから同じような状況になるからですね。

もう1つは薄いアクリル板はしなりやすいので立て掛けて描くのには別の道具が必要になりますし、大きいほど難しくなりますよね?
なので厚みがあれば立て掛けて描くのはラクです。

そしてこの厚みがあることでできる表現が表面から追加で絵を描けることですね!

描いた後ことはさておき…
薄いアクリル板に両面から描いてもあまり変わらないことが多いのですが、厚みのあるアクリル板の場合は表面から描いた部分が分かるのでちょっと変わった表現をさせることができます。

追加で表面を曇らせるように塗ってます。

アクリル樹脂を何層も重ねたりガラスを何枚も重ねて描く表現をする方の作品に近い方法かも知れませんね。


用途や好みによってなので色々試してみてくださいね。

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