
「カメってどうやって甲羅脱ぐの?」
「スポンッて出ちゃう?」
と妹にこんな質問をされたので同じような疑問を持つ人にお答えしたいと思います・・・
カメが甲羅を脱ぐのはファンタジー!!!
カメの甲羅と皮膚はピッタリくっついているんですよ!

なのでアニメとかゲームで時々ある甲羅を脱いだり装着したりするようなことは不可能なのです。
甲羅のしくみはどうなっているの?
「それじゃあ甲羅は何でできてるの?」
と疑問に思うこともあるのでお話しますね!
カメの甲羅は簡単に言うと
【骨】と【皮膚】
でできています。
近年のカメの骨格標本の画像が無いので
(生息地で違いはありますが基本的には近い)
国立科学博物館に展示されているカメの先祖
【アーケロン・イスチイロス】

を見てみるとお腹と背中の辺りが甲羅型の骨であるのが分かりますね。
人で例えると背骨とか肋骨辺りの骨になります。
これに鱗状の硬い皮膚で覆うことで
より身の安全を守れるようになっているんだそうです。
なので甲羅が割れた場合は骨折している状態とも言えますね。
いくら硬い甲羅だからと言っても
神経はしっかり通っていて触られている感触なども分かっているそうなので優しく接してあげてくださいね!
カメの甲羅は脱皮するの?
ヘビやトカゲなどの爬虫類は脱皮を繰り返して大きくなるイメージがあると思いますが
カメも爬虫類なので脱皮はします。

愛亀のロシアリクガメのりきゅう君の頭がハート型に脱皮した(剥けたてなので白くなっています)時に写真を撮りました!
飼育しているのであれば他の種類のカメでもも顔や手足の脱皮はよく見ることができるかと思います。
水棲カメなら水中にいるときに皮膚がヒラヒラしてたりします。
※水棲カメの場合は水かびの場合があるのでなかなか剥がれないときは病院で見てもらってください。
甲羅の脱皮についてはカメの種類によって違いがあったりします。
分かりやすいのでミドリガメでお馴染みミシシッピアカミミガメ

推定年齢12歳
(庭にいて人馴れしていたので飼い主探ししましたが見つからなかったので一緒に暮らしてます)
の脱皮した甲羅

脱皮しそうなときはちょっと触っただけで剥がれたりするくらい簡単にキレイに脱皮します。
※赤ちゃんだと脱皮した甲羅の破片は柔らかいのでわかりにくかったりします。
ウミガメもこのタイプの脱皮方法だそうなんですって!
他にはけっこう飼育している人が多いクサガメはミシシッピアカミミガメとは少し違い脱皮するまでに時間がかかり少しずつ剥がれる傾向が強いです。

水槽内に甲羅色の破片が落ちていたら脱皮中だと思います。
脱皮中は甲羅と剥ける皮に隙間ができてしまいやすいので特に水かびで白くガサガサになってしまいやすいので環境と栄養面には注意が必要です。
そしてリクガメに多いのですが甲羅は脱皮しない種類のカメもいます。

1度も甲羅の脱皮は見たことないですが大きくなりました。
今回はカメの魅力の1つでもある甲羅についてお話しましたが他にも気になることがある方はコメントして頂ければお話したいと思いますのでお気軽にコメントくださいね!
コメント・質問はお気軽にどうぞ