
多くのカメは気温が
15~10℃(10月下旬~)くらい
になると冬眠を始めます。
私が以前10年以上一緒に暮らしていたクサガメもこのくらいの気温が続くと冬眠し、気温が 18℃くらい の日が続くようになると自然と目を覚ましていました。
しかし、
現在一緒に暮らしているミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)とロシアリクガメ(別名ホルスフィールドリクガメ・ヨツユビリクガメ)は例外だったのでお話しておこうと思います。
飼育環境
カメ別にお話する前に飼育環境ですが、
私の住んでいる場所は千葉県。
東京のすぐ側なイメージがありますが都内よりも雪が降らない平地です。
気温は11月下旬でも最高気温が20℃以上あることが多いので、窓を閉めて室内に日光が入るれば室温が25℃以上になる部屋の陽当たりが良い場所です飼育しています。
ライト類は現在使用していません。
そして暖房器具は動物用の保温球とパネルヒーターのみ。
ミシシッピアカミミガメの場合

いつでも冬眠出来るように隠れられて水深を深めにしてあるのですが、
例え気温・水温が10℃を下回る日が数日続いたとしても食欲が少し落ちる程度で無加温でも冬眠することが稀です。
冬眠したとしても1.2ヶ月、長くても3ヶ月いかないくらいの短期間です。
冬眠しても短期間なのであまり体に負担がかからず、保温しなくても大丈夫そうなのでこのカメさんに限っては一切保温してません。
ロシアリクガメの場合

こちらはものすごく繊細で、
気温が25℃を下回り、日光浴ができない日が続くと一気に食欲がなくなり冬眠する準備を始めてしまいます。
(長雨が続くとダメですね・・・)
ちなみにライト類を取り付けて紫外線&保温をしても苦手なようで避けてしまうので効果がありませんでした。
こうなるとどうしても9月下旬~10月中旬辺りから食欲が落ち冬眠の準備を始めてしまい、自然に起きるのは4月~5月と長期間。
リスクが高いので冬眠中でもこのカメさんにはヒーターを入れています。
ロシアリクガメの習性で野生では寝ながら穴を掘って地中の深さによる温度で体温調整をしますが室内では浅く対して温度差も無いのでヒーターを入れておくとムダに動かないので体力の消耗を抑えられます。

このダンボールの下にパネルヒーターを埋めています。
ダンボールの無いところはヒーター無しにして体温調整できるようにしています。
そして自然に出てくる5月では遅いので強制的に起こすためにタオルを掛けて暗くしておきます。

これで気温の上がってくる3月下旬頃にタオルを外し直射日光を当てると起きてくるので、あとはしばらく毎朝の温水浴で水分補給と体温を上げてあげると食欲を出してくれています。

カメさんの冬眠事情ですが個体差がそれぞれあるのでカメさんに合わせて工夫してあげてくださいね!
※詳しいカメさんの冬眠関係の記事は順次載せていくのでしばらくお待ちください。
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