あぁ、乾いてる…。使ってる最中のアクリル絵の具の乾きを遅くする方法と保管方法

パレットにアクリル絵の具を出して描くことに夢中になってるとあっという間に出した絵の具が固まってるってことありませんか?

 

私は使い切ることのほうが珍しいくらいで描いてる最中だと

 

「あ、固まっちゃってるじゃん…」

 

とドンドン絵の具を追加してパレット上にムダになってしまった固まった絵の具の塊を作る常習犯なんですけどね……

 

それでどうにかならないかなと思ったので調べて試してまとめてみましたので同じようなことにお悩みな方はぜひお試しください!

 

アクリル絵の具の乾きを遅くする方法3選

1.速乾しないアクリル絵の具を使う

クサカベのアキーラというアルキド樹脂が入ってる大きな枠だとアクリル絵の具なんですけどこれだとゆっくり乾きます

 

さらに乾くのを遅くしたい場合は次にお話する遅乾剤も用意しておくとかなり乾くのが遅くなるかと思います
※速乾剤もあるので一度絵の具を試してから使いやすいように調節もできますよ!

 

アキーラの使用感についてはコチラ→くっつく力が強い?!クサカベのアクリル絵の具【アキーラ】を使ってみた

 

 

2.乾きを遅くするメディウムを入れる

リターダーやスロードライとか遅乾剤などと呼ばれるようなもので各メーカーごとに販売されてるものがあるので使ってる絵の具と同じメーカーの物を使用すると良いかと

 

多くは乾くのを遅くさせ、筆跡が残りにくいなめらかな状態にすることができたりします
※使い方や仕様はメーカーさんによって違うこともあるので各社サイトのメディウムのページで確認をオススメします

 

絵の具が固まりかけで粘度が高いときなど…水で薄めるよりも定着性が良かったりするのでチューブの中で絵の具が固くなりがちな方は用意しておくと安心です

 

入れすぎると絵の具が緩くなりすぎて盛りにくくなったり、なかなか乾かないってこともあるので少し注意は必要です

↑リキテックス用

↓ターナーアクリルガッシュ用

 

 

3.ウェットパレットを使う

別名ウォーターパレットと言う名前の通りしっとりしてるパレット

専用のケースの中にスポンジのような物が入っていて、これをしっかり湿らせてから上に専用の紙を敷いて使うものです。

★特にこだわりがなければ簡単に自作で代用できます

用意するもの

●スポンジなど水分を含みやすいもの

オススメは目の細かい吸水スポンジや吸水クロス
無ければ普通のスポンジでもタオルでも可

湿ってる土台を用意するのが1番のポイントですが、これが乾くのが早いと絵の具も乾きやすくなるので保水性があったほうが乾きにくいです


吸水スポンジやクロスだと吸水したときに水を含む量が多いので保水性はもちろん重くなるので安定感があるのがメリット

吸水スポンジだと使い終わったあとに水気を切りにくいのがデメリット

 

色は白系とか薄い色だと使い勝手が良いですが
自分の描く作品の色に合わせてもらえればと思います(黒系だったら黒いスポンジとかね)

 

●保管容器

タッパーみたいなフタができて密封できる容器だとフタをしておけばなかなか乾燥なくなるのでしばらく休憩しても乾きにくいです

めんどくさかったらパレットの上でも可

 

●クッキングシート

他の紙でも良いのですが防水性が高いと効果がなく、
よく水を吸い込む紙だと出した絵の具がにじみます

 

●水

専用の液体を使ってる方は水ではなくそちらを使用してください

 

使い方

1.スポンジなどを容器に入るサイズに切る

 

フタ付き容器に入れる場合は絵の具を乗せてもフタにつかないくらいのサイズにしてくださいね

 

2.スポンジなどにしっかり水分を含ませる

 

3.容器に入れる

画像は吸水クロス使用してます

 

4.クッキングシートをスポンジ等の上に敷く
(動いて使いにくい場合はスポンジ等に巻きつけておくと安定するかもです)

 

5.クッキングシートが湿るまで待つ

 

6.絵の具を出して使ってみる

 

7.しばらく保管したい場合はフタをする
(シートをいったん外して少し水を追加してからもとに戻してフタをすると数日は大丈夫でした)

 

8.使い終わったらスポンジ等は絞って乾かし クッキングシートは自治体の処分方法にそって処分してください

 

 

 

使ってる途中の絵の具が乾きにくくなる保管方法

どうしても量が必要でカップとかにたくさん絵の具を出したときに使い切れないことって多々あると思うのですがラップをかけて保管しても表面がちょっと固まってしまったりしますよね?

 

そんな時は絵の具入ってる容器がすっぽり入るくらいのフタ付き容器に水を入れてその中に入れてフタをしておくと数日は固まらずに保管できます
(個人的にすぐに乾いてしまいそうなくらいほんの少量の絵の具で何度か試しましたが1週間以上乾きませんでした)

※画像はイメージです

 

注意点は絵の具が入ってる容器がひっくり返ったり水に浸らないように工夫しないと色水が出来上がってしまうので重みがある容器や何かで底上げしたり固定したりするなどした方が良いです

※水の量や容器の大きさは絵の具を入れてる容器や絵の具量にもよりますのでご自身でベストを探してください

 

簡単にまとめると

水を入れたフタ付き容器があれば長時間保管が可能になるということになります

 

ただ水も傷みますのであまり長期間になると衛生面が気になることになりますので早めに使い切るなり、こまめに水を替えたりしてくださいね〜

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