【ペベオ】という画材メーカーをご存知ですか?
私は海外在住の日本人ガラス絵画家さんとチャットをしていて初めて知ったのですが、
「アクリル絵の具やガラスにも塗れる絵の具があって日本にも輸入しているはずだよ!」
とのこと。
画材屋さんをいくつか巡りましたが無く、
意外なことに毛糸や生地を扱っている手芸屋さん(クラフトショップと言うべきなのかな?)で偶然見つけたので即購入してきました!
※レジン着色用として取り扱われていましたよ
ペベオのガラスにも塗れる絵の具
ちなみに
「なぜガラスにも塗れる絵の具か分かるのか?」
と言うとパッケージや公式サイトでガラスや金属に塗れると表記されているからですね。
【ヴィトラーユ】と【ヴィトレア160】の2種類がありました。
パッと見同じように見えますが違いは原料
ヴィトラーユは溶剤系絵の具で主成分は
【アルキド樹脂】、【ミネラルスピリッツ】
蓋を開けると病院を思い出すような匂いがします。(※換気するようにと表記されています)
ヴィトレア160はアクリル絵の具で
【アクリル樹脂】、【顔料】、【水】
いかにもアクリル絵の具の原料ですね。
お店によって値段はちょっと違う可能性もありますが私が購入したところではヴィトレア160の方が100円高かったです。
しかし原料の違いを出したところで現実的に何が違うのかは分かりにくいことには変わりありませんね。
試し塗りしてみました!
違いを調べるには使ってみるのが1番早く分かりやすいのでさっそく試し塗りしてみました!
青がヴィトラーユ、黄色がヴィトレア160ですね
両方とも透明感の強い絵の具です。
塗った感じは
ヴィトラーユがサラサラ系
ヴィトレア160は粘度のある液状系
です。
※厚塗りすると乾きにくいので厚塗りしたいときは薄塗りをして乾かす作業を繰り返すことをオススメしたいです。
大きめな違いは乾いてから!
ヴィトレア160は乾くと他のメーカーのアクリル絵の具同様の感じですが、
ヴィトラーユは乾くとベタベタするような感じが少しあります。
そして爪楊枝で削ってみると
ヴィトレア160はリキテックスのアクリル絵の具並みかそれ以上に剥がれにくくなり、
ヴィトラーユは跡が残り爪楊枝がしばらく自立できる状態の粘度の高い塊に・・・。
ヴィトラーユは削らない方が良さそうですね。
そしてさらにヴィトラーユは溶剤系絵の具
水では筆についた絵の具分離するだけで落ちません!
使い捨ての道具を使うか専用の溶剤が必要になりそうです。
※専用の溶剤を用意していなかった私はこのあと乾いた布でしっかり拭き取り終わらせました。
両方とも色は透明感が強くキレイで剥がれにくいので透明感を活かしたい作品を作るときに活躍できそうですね。
ターナーのガラス絵の具とはまた少し違う感じが面白いので興味がある方は試してみると良いかと思いますよ!
ターナーガラスペイントはガラス絵で使いやすいのか実際に試してみた
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