こちらの記事(作品をより魅力的にする光の色)でライトの色の話をしましたが今回はライトの使い方です。
展示会などに行くとだいたいよくある蛍光灯の光で作品を見ることが多いと思います。
ときどき暖かみある雰囲気やオシャレな雰囲気を作るために電球やオレンジ系のライトでふんわり照らしている作品もありますよね?
私の描くガラス絵は特にライトの使い方、色だけで簡単にガラッと雰囲気が変えてしまうことができてしまうのでライトの使い方は重要なものだったりします。
実際に見てもらった方が話が早いので、まずは蛍光灯の下で撮った作品の画像です。
右下に蛍光灯の光が反射しています。
困ったことにガラスやアクリル板は光をよく反射するので撮影が難しいのですよね・・・。
それはさておき
この絵を基本として見てくださいね!
ここからがガラス絵をより楽しくするライトの使い方です。
【側面からライトを当てる】
正面からライトを当てると反射する電球の形が気になってしまいますが、側面から光を当てることで電球などが反射して見えることはなくなります。
※画像上はカメの顔らへんに正面から、下は頭上側面からライトを当ててます。
下の側面から光を当てた方が柔らかい印象になりますよね?
ガラスの側面に光が拡散するように反射するのでガラス絵以外では簡単に取り入れられない方法だと思います。
これをやるときの難点は側面に光を遮るように額縁があるときです。
スーパーなどでミカンがオレンジ色のネットに入っていたり、オクラが緑色のネットに入っているのは…
実際の物より色が鮮やかに見えるのでオレンジ色は熟して食べ頃のように、緑色はよりフレッシュな印象を与えるからです。
この方法を利用してお総菜コーナーの揚げ物にはオレンジ色のライトを、お肉コーナーには赤いライトを使っているところなども多いそうです。
作品をライトで照らすときの参考に考えてみるのも面白そうです。
【裏面からライトを当てる】
これは暗いところでかなりオススメです!
水族館のプロジェクション・マッピングからヒントを得たのですが、LEDライトで裏面から光を当てることで明るいところで見たときとは違う幻想的な絵にすることも出来るのです。
※百円ショップの色が変わるLEDライト使用
同じ絵でもライトの色が変わるとそれぞれ違うタイトルをつけたくなる雰囲気に・・・。
裏面の絵で隠せるところにライトを置けば電球が見えることも無いのです!
多くの人間の目は昼間(明るいところ)は【赤】、夜(暗いところ)は【青】が明るく見える仕組みになっているそうです。
絵のモチーフによって使い分けてみるのも雰囲気が出て面白いかもしれませんね!
いかがだったでしょうか?
工夫しだいでまだまだいろんな可能性がありそうですよね!
これからも色んな方向から楽しめるガラス絵を目指していきたいと思います。
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