カラッと晴れて青空が見える日や大雨でどんよりした日など天気によっては同じ風景や毎日見る物を見ても雰囲気が違く見えたりしますよね?

この時の光の使い方を利用することで絵などの作品にとって、より魅力的に見せる効果を出せるのかを左右することができるのです!
【例えば】
ドロドロした怖さを出したいホラーがモチーフの絵があるとしましょう。

恐怖心を持ってもらいたい絵をもし太陽光がサンサンと降り注ぐところに置いたらあまり怖くないですよね?
怖さは半減してしまいますし、もはや除霊中のようにも感じらてしまう場合があります。
除霊中のような絵の場合は別として、
幽霊などに対する恐怖心をより怖いと感じられるのは見えにくい状況があるからこそなので、ホラーな作品は薄暗い感じの空間にすると雰囲気が出て魅力的に感じられるようになるものです。
こんな感じで作品を魅力的にする光の色や使い方についてお話していきたいと思います。
光源を上手く使おう!
まず光源とは・・・
太陽光とか蛍光灯の光、ろうそくの火の灯りなどの光を発する物のことです。
※昼間の太陽光の明るさが色を見るための基準とされているそうです。
ここでは絵に太陽光や月・星の灯りなど自然の光を取り入れる方法と、さまざまな蛍光灯や電球の灯りを取り入れる方法を紹介します。
※ 炎を取り入れることもできますが、距離感によっては作品が燃える危険など条件が多々あるので今回は除外しますね。
自然の光
自然の光で絵に簡単に取り入れられるのは太陽と月や星の光です。
(季節や場所によっては雪景色の明るさや蛍の光なども使えるとは思えますが・・・その辺りは各個人の発想で楽しんでください。)
昼間の太陽光は
[色を見るための平均の明るさ]
とされているだけあって見やすいのですが、時間帯(太陽の位置の高さ)や天気の影響があります。
そして直射日光に長期間作品を当てていると紫外線の影響で絵の具が変色しやすいこともあるので使い方は考えた方が良いです。
それでも太陽光を使ったときにしか出来ない絵の見せ方ができるのは魅力的なものでもあります。

絵に太陽を取り入れたくて空に掲げて太陽と撮影したガラス絵。
空に掲げて見る分には楽しいのですが太陽は眩しすぎるので直視できないのが現実でした。
同じ絵で満月の夜に撮影をしたものも用意してみました!

月や星の光を使うのもなかなか難しいものではあります。
実際に目で見る場合はそこそこ楽しめますが、星空が綺麗に見える場所や十分な月明かりが無いと光が足らないので写真に写りにくいです。
自然の光を使うことでリアルな時の流れやその場の雰囲気を感じられる作品になりますが、不規則なところがあるのが難点だと思います。
照明の光
照明には大きく分けて3つの色があります。
この照明の色を使い分けることで作品のための雰囲気を作り上げることができるので1つずつお話していきますね!
1つめ…[昼光色]
蛍光灯など非常に明るい色の照明です。
学校やオフィスなど文字を見たり集中する場所に適していると言われています。
クール系や爽やかさのある作品と相性が良いそうなので水中や新緑など青系や黄緑のような色の作品にオススメです。
2つめ…[昼白光]
真昼の太陽光に近い色の光なので色を最も正確に判断できます。
微妙な色合いも見分けがつきやすいので特にこだわりが無い時や色んな作品を飾りたいときにはこれがオススメです。
3つめ…[電球色]
オレンジ系の色合いで落ち着いたレストランやくつろぎの場所に使われることが多いです。
料理を美味しそうに見せる効果もありますが、博物館でも薄暗い中に時々使われていたりするので恐竜の骨などに太古のロマンを醸し出す空間の1つにもなっているのかもしれませんね?

恐竜ではなくコウモリの骨格標本ですが、博物館でオレンジ系のライトが使われていました。
明るさは少ないですが落ち着いた雰囲気やリラックス感のある作品として魅せたいときにオススメです。
電気屋さんに行くと桜色の電球やLEDなどカラフルなものもあるので悩んだら店員さんに探している雰囲気の物を相談するのも良いかもしれませんね。
作品のための空間作りにもこだわってみるとより魅力的な作品の姿となるかもしれませんよ!
☆こんな使い方もしてみました→
コメント・質問はお気軽にどうぞ