
画材屋さんに行くとよく大容量サイズの
アクリル絵の具とポスターカラーが同じ場所にあったり、小さいサイズでもすぐに近くに置いてあったりするので
「何がちがうんだろう?」
「同じようなものなのかな?」
と気になったので調べた上で実際に使って実験してみました!
ポスターカラーはどんな絵の具?
ポスターカラーとアクリル絵の具の大きな違いですが・・・
ポスターカラーは水彩絵の具
と言うことです
水彩絵の具とアクリル絵の具のわかりやすい違いは絵の具の素になる材料が違うんですけどね
・紙によく馴染む
・完全に絵の具が乾いてしまっても水で溶いて使うことができるので休憩を挟んでも絵の具が使えるのでムダが少ない
・水干絵の具にすれば絵の具のチューブを持ち運ばないで良いので手軽に外で描いたりできる
・ほとんどの物に描くことができる
・油絵具のように盛って使ったり水彩絵の具のように水で溶いたりできる
・完全に乾くと耐水性になる
というような感じなので下の画像のようにポスターカラー(左)とアクリル絵の具(右)を塗って乾かしたものを用意しました。
これに水をかけて筆で軽く擦ってみるとですね……



同じメーカーのものを使っていますがポスターカラーは画像のように簡単に水に溶けてしまいました
ちなみにアクリル絵の具の耐水性はメーカーさんによって違うので興味がある方はコチラを参考にしてください→本当に水に溶けない?24種+αのアクリル絵の具の水耐性を調べてみた
ポスターカラーとアクリル絵の具は違うものであるお話はここで終わりですが
じゃあ普通の水彩絵の具と一緒なのに何で名前が違うのか?
と疑問に思ったのでこちらは実験ではなく調べてみました
ポスターカラーと水彩絵の具の違いは?
ポスターカラーは【不透明な水彩絵具】という扱いになります
不透明でいったい何が違うの?って方はアクリル絵の具ですがコチラを参考にしてください→アクリル絵の具の透明度の違いって何?紙とアクリル板に描き比べてみた
アクリル絵の具で例えるとガッシュ系の絵の具と同じ系統であると言うことになりますね!

ちなみに水彩絵の具やアクリル絵の具の不透明とポスターカラーやガッシュの不透明だとポスターカラーやガッシュの方が不透明なので下の色が透けにくいです
ポスターカラーは紙以外にも描けるの?
私はガラス絵を描いているので気になるポイントになるので一番最初に試したことなんですけどね
すでに上の実験でもアクリル板を使っているように紙以外にも描くことはできます!
水ぽくしても水彩絵の具よりは弾いてしまったりはしませんでした
※完全に乾くまでに触ると落ちてしまうので注意です。
ただし上の実験でもやってますが水で簡単に落ちるので
うっかり水をかけちゃったら絵の具が溶けてしまうのが心配!
という方や
水に沈められる作品を作ってみよう!
※私作↑
と考えている人には
正直なところアクリル絵の具がオススメです。
↑このメーカー絵の具だと耐水性がかなり強いので水に沈めたい方にオススメ(他のアクリル絵の具なら保護ニスを使うと耐水性が強化できます)
ポスターカラーはガラスにも描けて水で落とせるので季節やイベントごとで窓ガラスに内側からペイントしたい時や子供やストレスの溜まった大人のあちこち描きたい欲の発散にはかなり優秀なんじゃないかなと思います
パレットにも使える技ですがどうしてもうっすら落ちないときは消しゴムで擦ると落ちやすいですよ!
余談
もちろん使い方のクセが強くなりますが普通の水彩絵具やボールペンのインクでもアクリル板やガラスに描くことはできます

したの画像ではこのシリーズの赤い絵の具を使用しています。

水彩絵具は水を加えると弾きやすくなるので調節が難しいところ
ボールペンのインクは種類によって差があると思いますが書くというよりもインクを乗せる感じです
そして両方とも完全に乾くまでに触らると簡単に落ちてしまうのと、水の扱いに気をつけないと一瞬で描いたものが溶けるかと……
私には乾く前に触らないという辺りが特に難しかったのでボールペンや水彩絵の具をつかってガラス絵を描く場合は頑張って実験や修行をしてください
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