より絵を描きやすい環境にするために部屋の掃除&改装をしていたときのことです。
学生の時に授業で制作した作品がまとめてある箱を発見したのでアサッていたら、今のガラス絵の手法に役立っている物を発見したのでご紹介したいと思います!
それは中学生の美術の授業の時にニューアートグラスを使って描いた【スクラッチアート】と言うものです。

ちなみに学生の時に授業の作品が完成したことはほぼありませんでした(苦笑)
スクラッチアートとは?
言葉の通りスクラッチ(削る)して描く絵のことです。
今回ご紹介するもの以外の描き方だと
紙にクレヨンで塗りつぶし

その上に黒いクレヨンで(他の色でも問題はないとは思いますが…)更に塗りつぶしてから

先の尖った鉛筆などで絵を描くと下に塗ったクレヨンの色が出てくると言う方法があります。

最近だと専用の用紙で描くセットが販売されていたりもするので気軽にやってみたい方は探してみてくださいね。
ニューアートグラスとは?
ニューアートグラスは片面に特殊な黒いインクが付けられているアクリル板で、
これは専用のニードルで黒いインクを削って絵を描いていきます。
※余談ですが…
竹串や画ビョウでも削れてしまうので道具をキチンと揃えるかはお好みで!だと思います。

削ったところは透けます。
この削ったところにアクリル絵の具やポスターカラーを塗れば色付けができ、削っていない黒い面にはみ出して塗ってしまってもそこに色が付くことは無いという感じです。

注意する点はガラス絵同様、作品としても見せる面と描く面が逆向きになることと、
黒いインクの削り方で作品の雰囲気が変わるかと思います。
ガラス絵の描き方については詳しくはこちらでお話しています。
ガラス絵を描く時に役立っている手法
ガラス絵を描く時にもこの【削る】ということが役に立つ機会は多いです。
例えばネコのひげを描く時
細いひげは筆で描いた方が柔らかさが出ますが…
太いひげを描く時はピンっとしっかりしているように表現したいのであえて先にひげを描かないで描いた絵をわざと削ってから着色したりします。

ほかにも修正したい時や周りに馴染ませたくない時、筆で表現しにくい線を描きたい時などでも役立っています。
ニューアートグラスのようにガラス一面に色を塗ってから削ったりして描くのも面白いかもしれませんね!
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