この間、使うのを楽しみにしていた新品の筆を斬新なカットにしてみたんですよ!
・・・愛猫が。
転がしてガブガブされると使い古しの筆より荒くなるようです。
新発見ですね・・・。
絵の具を含みにくくなった筆を見ると時々ネコが怖くなりますが、そんなネコも夢中になってしまう【筆】について今回はお話したいと思います。
ガラス絵に使うならどんな筆が良いの?
私が普段使っている筆は
ナイロン製の筆と安物の筆です。
あまり大きな作品は描いてないので細いものばかりですが、100円ショップで数本まとまって入っているような筆も使っています。
ちなみに良い筆が高くて買えないと言う訳では無く、別の理由がきちんとあります。
ガラス絵と筆の関係
普通に筆で絵を描くときも筆の跡はつきますよね?
これがガラス絵だと普通に描くよりも作品にかなりの影響を与えることができるのです。
紙と違ってガラスの場合は水分が滲まないため画像↓のように非常に分かりやすくなります。
同じ色で何度も重ね塗りしたり、額に入れるなら背面に紙を入れてしまえば分からなくなる話でもあるのですが・・・
この筆跡を使いたい場合もあればそうでない時もあります。
特にガラス絵にしかできない表現方法で
【透かしたい作品】
を作りたいときは特に筆跡が見えます!
私も試作でいくつも透かしたい作品を描いていますが思い通りに行かず、なかなか楽しいです。
透かして見たらもっと面白い!と思えるような作品をドンドンと生み出したいですからまだまだ挑戦していきたいと思っていますよ!!
さて。先ほど重ね塗りすれば筆跡が分からなくなるお話しましたが・・・
実は透かして見せたいガラス絵の場合は重ね塗りをしても透かすことによって筆跡が見えることがよくあります。
筆跡だけでなく厚塗りしたところもバレバレ。
言い方を変えると厚塗りしたところは影になると言う感じですね。
このことを踏まえて作品を作ることになるので筆選びや使い方が作品に影響しやすいということになります。
どんな筆がオススメ?
先ほどちょこっと書きましたが…ガラスに絵の具は滲まないですし、筆の跡はつきやすいです。
ちょっと作品を作るために個性が強めなので使う筆も選ぶ必要があります。
まず筆のサイズや形に関して!
これは描く作品に使いやすいものをサイズの物を使うのが一番良いです。
小さいサイズで細かい絵を描くのに太い筆だと描きにくいですよね?
反対に大きい作品を描くのに細い筆だけだとやりたい表現にならなかったり塗るのも一苦労します。
なのでまずは色々なサイズ・形を使ってみて自分にとって使いやすいものを発見してみてください。
合わなかったものでも別の作品を描くときには求めていた物の時もあるので筆との出会いだと思ってくださいね!
重要なのは【毛質】の方です。
画材屋さんに行くとヒツジやリス等の天然物や意外とお値段がする物などがたくさん並んでいると思います。
ですが天然物で高いものほど良いと言う訳ではありません。
アクリル絵の具で動物絵を描く私的には
【ナイロン】で大丈夫です。
むしろナイロンの方がスゴく描きやすく感じます。
アクリル絵の具は固まりやすいので筆の毛を痛めやすい絵の具ですし、天然の毛に比べて水分を含みにくいので一石二鳥なところがあります。
水分を含みやすい筆だと筆を洗っただけで全く違うタッチになってしまったり・・・
予想以上の水分量を含んだ筆を使ったら描いたばかりの絵の具が溶けて軽く絵の崩壊に繋がることも多々あります。
そして何度も作品がビチョビチョの水浸し状態になるとモチベーションが下がります。
それともう1つ
【筆の硬さ】
簡単に削り落とせるアクリル絵の具を使っている場合は薄く塗った上から硬い筆で塗ると、薄く塗った絵の具が剥がれ落ちてしまうことがあるので使い分けも必要になります。
基本的にはガラス絵に使うなら水切れの良い筆を選ぶことをオススメします。
私が動物ガラス絵を描くときに使っている筆の詳細や使い方については無料メールマガジン
【Ri-アニマルアート通信】
でお答えしたいと思います。
ネコによってボロボロになった筆のその後
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