新型コロナウイルスの影響で注目を集めた疫病をおさめると言われている妖怪【アマビエ】
江戸時代に熊本の方で夜に海で光っていたアマビエと名乗る妖怪で
「しばらく豊年になるけど同時に疫病も流行るから私の姿を写し描いて人々に見せなさい」
と予言して海に帰っていったとされているそうです。(一部略してます)
私も流行りと今後の作品の実験に試したいことがあったので描いてみました!
どんな実験か?
今回描いたアマビエさんでは主に3つの実験をしています。
1つめ
ガラス絵の描きかたで蓄光パウダーを使って上手く光らせる方法を探る。
紙などに描く場合は1番最後に光らせたいところに蓄光塗料を塗れば光らせることができますが・・・ガラス絵の場合は蓄光塗料をガラスやアクリル板に塗ると蓄光塗料の色が場合によっては物凄く目立ってしまたり、他に使う絵の具によって光らないことが判明したので塗りかたの模索です。
夜間に光っていたと言うアマビエさんをイメージしたかったので光らせようと思いました。
2つめ
ターナーアクリルガッシュ ジャパネスクカラーの玉虫色を活かす塗りかたを見つける。
この絵の具がなかなか面白くてですね~ある程度使いこなせるようになったら楽しそうだなと思っているからですね。
※詳しくはコチラでもお話ししています→ターナーアクリルガッシュの普通色とジャパネスクカラーの違い
3つめ
透明度の高いガラス絵の具の使い方の幅を広げる。
2度塗りや表裏の両方から塗った場合などにの違いを知っておきたいので。
制作開始
私の個人的見解でアマビエさんは魚に近いだろうと思っているので少しギラギラしたイメージがあるのと、蓄光パウダーを混ぜても明るく光ってくれる絵の具の色が白(ガッシュ系だとちょっと難しい)やパール系の絵の具だと実験をいくつかして確定したので本体は白系の色にします。
光らせないところをパールカラーで描きます。
次にターナーの玉虫色2色を使って鱗や顔に薄く塗りました。
鱗の部分は模様を入れたかったので2度塗りで絵の具が厚いところは濃く見えるようにしてます。
そして耳(エラ?)と首回りは白に蓄光パウダーを、他はパールカラーに蓄光パウダーを混ぜたものを塗りつけます。
※ターナーの玉虫色はほとんど色がなく光の当たる角度によって見える色が変わる特殊な絵の具なので蓄光パウダーの光も通るようでした。
ちなみに絵の具そのままに蓄光パウダーを混ぜると絵の具が重く固まりやすく接着力も弱まるのでガラスプライマー等の接着力のあるメディウムを少し混ぜると塗りやすくなります。
それとパレットの上で混ぜると混ぜにくいし固まってしまうと落とすのが大変なのでお弁当に使うようなシリコンカップを使うと後始末が楽チンです!
※目は蓄光パウダーなしです
あとは髪(個人的にはヒレだと思ってますが)を描いてアマビエさん本体は完成です。
充分に光を当ててから暗くすればけっこう光るようになりました!
カメラの画質の問題でボヤけてしまいましたが実際はもっとハッキリ光ります。
仕上げにガラス絵の具の実験です。
今回使ったのは上の画像の左側の青い絵の具【Vitrail】という溶剤系の絵の具です。
【フランス生まれの絵の具】ペベオのガラスにも塗れる絵の具とは?
これを2度塗りしてみた場合や表裏の両方から塗った場合で違いを比べてみます。
上側のは先手実験になったアマビエさんでこちらは両方からガラス絵の具を塗った状態。
下側は裏側に1度塗りと2度塗りで色の濃さを調節した完成予定のアマビエさん。
見ての通り両面に塗った方が水の厚みが表現できて面白いので最終的に完成させたアマビエさんは両面塗りしました!
最後に
コチラの作品はいつもお世話になっているBoji galleryさん(渋谷にあります)で新型コロナ収束までの期間展示してもらっています。
たぶん店主さんにお話して頂ければ光るアマビエさんを見せてもらえると思うので最寄りの際は見ていただければと思います。
それと無事に新型コロナが収束した際にはアマビエ作品プレゼント企画もあるとか・・・。(※企画に承諾して作品展示してもらっています)










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