ターナーアクリルガッシュの普通色とジャパネスクカラーの違い

ターナーのアクリル絵の具の普通色とジャパネスクカラーの違いについてまとめてみました!

 

ジャパネスクカラーとは?

日本の伝統色をモチーフにしたカラーと多くは岩絵の具のようなザラザラ質感を持った絵の具です。

パッケージは【和】と言う文字が目立ち、色名が和名なのが特徴ですね!

ジャパネスクカラーのブランドサイトで販売されている絵の具の伝統色の意味がまとめられていたので興味がある方は調べてみてくださいね!

 

3つのタイプがある!

ジャパネスクカラーは普通色のようにシリーズごとに分けられていませんが3つのタイプがあります。

 

1つめ 岩絵の具

岩絵の具は日本画で使われる絵の具です。

顔料の岩などを粉にして様々な粗さを使い分ける技法がある絵の具で、膠(ニカワ)と言うもの(※簡単に説明するとゼラチン)と混ぜて着色することができます。

まぁ、この商品は日本の伝統色をより多くのアーティストのために使いやすくしたアクリル絵の具なので【岩絵の具風】です。

普通色と比べるとかなりザラザラしたタッチです。

※粗さは一定です。

普通色のようにシリーズ分けされていませんが青銅や黒銀、青金と言ったようなメタリック色もあります。

 

2つめ 胡粉

胡粉は焼いた貝殻を粉にしたものでかなり滑らかな白色絵の具です。

日本画ではその滑らかな質感から泥絵具ともよばれることがあります。

岩絵具同様に膠とセットで、下地や淡い色に混色する際に使われます。

ジャパネスクカラーの白と比べると薄くて滑らかな印象があります。

上が白で下が胡粉

※もちろんこの商品もアクリル絵の具です。

 

3つめ 玉虫色

この色はかなり特殊な色で出してみると白っぽい絵の具ですが光の当たる角度によって輝きが出る色です。

これだけだと使いにくい色なんですけどね、 あらかじめ別の色で描いた絵の上に塗ることで効果を発揮する色になります!

例えばこんな感じの絵の上に塗ると・・・

※ピンクがジャパネスクカラー、青は普通色

一気に光沢が出て蒔絵のような雰囲気にすることができます。

※比較しやすいように各絵の具の下半分は塗っていません。

絵以外にも手持ちの小物をちょっとリッチな和風にしたい時にもオススメです!

※同じ色を使っています。

 

ガラス絵では・・・

私は普段紙ではなくアクリル板やガラスに絵を描くのにターナーの絵の具をよく使っているのでガラスやプラスチック素材に描きたい場合は参考にしてください。

アクリル板やガラスに描く場合の普通色とジャパネスクカラー(岩絵の具系)の違いは

【細かい修正や削り落とす手法がしやすい】

と言う点です。

ターナーのアクリル絵の具は他のメーカーと比べても削り落とす手法が使いやすい (※言い方を変えると【接着力は弱め】)ですが、 ジャパネスクカラーは特徴であるザラザラした質感もあって普通色よりもさらに思い通りに削り落としやすいです!

私は気に入ってよく使っています。

実際に塗ったり削ったり透かしてみて比較するとこんな感じになります。

上がジャパネスクカラー、下が普通色

 

購入用リンク集

探したり買いにいく手間が惜しかったり、玉虫色のような色は取り扱われていないことが多々あったので購入用のリンクまとめておきます。

 


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