動物の毛色と灰色の話

灰色と言えば石やコンクリート、金属など無機質なものに多い色ですが動物の毛色にも多く使える便利な色なんです!

そんな灰色について今回はお話したいと思います。

灰色ってどんな色?

短期間で成長していろんな変化をする花と比べると石や岩などはほとんど変化することはありませんよね?

例えば花はより多くの子孫を残すために色とりどりの花を咲かせて他の生き物にアピールしたりしますが、石は生物ではないので特にその必要もないです。

なので灰色は自己主張しない色と言えます。

言葉で表すと
[控えめ]・[謙虚]・[曖昧]・[無難]・[漠然]・[妥協]・[無個性] のような黒か白かははっきりさせないのと同じような中立的なイメージになりますね。

少しマイナスなイメージが出てしまいましたが絵の世界では墨で描く【水墨画】などがあります。

※画像はイメージです。

これは侘び寂びや禅、閑静な世界や幽玄で静かな美なども表現しているので洗練されているイメージもできますね。

動物の毛色に使う方法

灰色系の動物を描くときに白と黒を混ぜた色(混ざっているもの含む)で描くよりも
他の色を少し混ぜた場合の方がツヤが出たり細かい色の表現ができます。

例えばネコで言うとアメリカンショートヘアーやロシアンブルーは灰色系のイメージがありますよね?

↓ロシアンブルー

↑アメリカンショートヘアー

こんな感じの色を表現したいときは灰色に青をプラスしてみてください。

アメリカンショートヘアーのような色の場合は明るめに、ロシアンブルーのような色の場合は暗めにするとツヤのある灰色になると思います。

他にも紫系や茶系、緑系の色の多くは灰色をプラスして色をくすませると動物の毛色に使いやすい色を作ることができるので覚えておくと便利です。

灰色の絵の具は必要?

(こちらは時々使っている鉛色。少し青みがかった灰色です。)

白と黒を混ぜれば作れる灰色ですが1本あると便利です。

例えば少量だけ使いたいときにムダが少なくなるとか、毎回同じ色を作るのが難しいとムラが気になったりなど…

無くても問題ないですがあると便利という感じです。
絵を描く対象によって決めれば良いんじゃないかなぁと思います。

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