日本のネコのことわざの中にもいくつかあるくらいなので、ネコの狩りの対象のイメージと言えばネズミが多くなりがちですよね。
実際のところ一緒に暮らしていたネコ達の中にはネズミだけを狩るネコはいましたが、
ネコの性格によって狩り仕方や対象は様々でした。
例えば
狩りが苦手なネコは夏になるとひっくり返っているセミやゴキブリをいかにも自分でとってきたような素振りをみせていたり…
ムカデやゲジゲジにだけ果敢に立ち向かって行くも手は出さないネコ。
トカゲやヘビのようなハ虫類しか捕らないネコもいましたが、たぶん狩りの仕方を人に教えたかったのかもしれません…
必ず生きた状態で持って帰って来ていました。
自分以外の家族はカメ以外のハ虫類がほぼダメでヘビは特に苦手なのに、毒ヘビの一種のヤマカガシが頻繁に家の中に連れ込まれていたようでよく携帯に連絡が大量に入っていた学生時代を思い出します(苦笑)

ネコが噛まれていないかチェックしていましたが毎回無事だったのが幸いです。
野生動物を狩りしてくることはもちろんですが可愛がっているウーパールーパーやカメが襲われてちょっと切ない状況(生きてはいました)になったこともありますし、
ゲージを壊して1週間ほど逃走して捕まらなかったハムスターを無傷の状態でネコが持ってきたこともあります。
ちなみに野良ネコは生きるためにネズミやモグラ、鳥類…等様々ですね。
さて、今までの話はネコが一方的に攻撃を仕掛けていることがほとんどですが逆に他の動物を怒らせて逆襲される様子を見れる機会があったのでそのお話です。
ある日の朝、毎日のイヌとの散歩に出掛けようと玄関の扉を開けた瞬間
目の前が白くて柔らかい鳥の羽が舞ったのです。
我に帰って様子を確認すると自慢気な雰囲気を出しているネコと近くには狩られた若いムクドリが落ちていました。
事件はそれから始まります。
おそらく繁殖や巣立ちが終わって群れで行動していた中の1羽だったのかも知れません。
その日から家の周囲にムクドリが集まるようになってしまいました。

そして他のネコもいたのですが、ムクドリを襲ったネコだけを
「ピィィィィイーーー!!!」
と凄まじく叫びながら群れで襲いかかっているのです。
それは身近にいる野生動物のすごさを感じ取った瞬間でした。
ネコも慌てて帰ってきて家で大人しくしていましたが…
もうこれ以上は助けてあげられません。
その後2.3年の春夏の間は必ず群れで襲いかかっていたのでなかなか見られない光景を見たと思っています。
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