草食系リクガメを飼い始めたら悩むことの1つ
「リクガメが食べられる植物って何?」
野菜や果物・野草などなど・・・植物自体の種類が豊富すぎるのですごーく悩みますよね?
実際のところ私もロシアリクガメ飼育歴5年以上ですがいまだに忘れたりして悩みます。
成分が体に合いにくく病気になってしまったり、美味しそうに見えても毒性が強い植物だってあります。
さらには好き嫌いも・・・
と悩みは尽きないのです。
※余談ですが、わが家のロシアリクガメのりきゅう君は人間と同じように成長したら食べられるようになったものなどもありました。
なのでロシアリクガメのような草食系リクガメが食べられる植物について一部分を
まとめてみました!
りきゅう君の好みも記載しておくので参考にしてください☆
野菜
始めに・・・
野菜だけに関わらず、基本的には農薬などの薬品が使われているような物はできるだけ避けてあげた方が良いかと思います。
人体には影響の少ないものでも、人よりも小さい小型のカメさんにまで影響が少ないとは言い切れません。
なのでスーパー等で買うようであればオーガニック(無農薬)と書かれているものか、虫が食べているような物の方が農薬の使用量が少ないと思われるので安全度は高いです。
【メインにオススメの野菜】
・小松菜
・チンゲン菜
・葉ダイコン
・水菜
・つまみ菜
りきゅう君(以下R君)→小松菜、チンゲン菜は良く食べてます。
【季節にあわせて】
・カブの葉
・ダイコンの葉
・野沢菜
・タアサイ
・パクチョイ
・高菜
・ツルムラサキ
・モロヘイヤ
・サヤエンドウ
・インゲン
R君→モロヘイヤは良く食べてます。ツルムラサキは嗜む程度。あとは気分によってちょっとだけ食べてみたり食べなかったり…。
【時々や旬の時位がちょうど良い】
・キャベツ類
・アシタバ
・カラシ菜
・菜花
・クウシンサイ
・サニーレタス
・サラダ菜
・ニンジンの葉
・オクラ
R君→菜花、オクラはものすごく喜びます
【水分補給に】
・キュウリ
・トマト
R君→夏場は特に良く食べてます。
【オマケ程度に(茹でてあげてもOK)】
・カボチャ
・ニンジン
・サツマイモ
R君→全く食べない
①アブラナ科(菜の花やブロッコリー・キャベツ類)は甲状腺腫になりやすい物質含まれているので生涯これだけを与えて育てるのはあまり良いとは言えないです。
②ほうれん草には成長に必要なカルシウムの吸収を妨げるシュウ酸が含まれているので特に成長期のカメさんには少量で。
果物
バナナやリンゴ、イチゴ…etc.
全体的に糖分が多いので与えすぎると肥満の原因にもなるので基本的にはオマケ程度に抑えておきましょう。
R君→スイカの皮付近の白いところ
・梨の皮(うっすら果肉つき)
・イチジク
・稀(気分?)にイチゴと薄切りのリンゴ
※甘過ぎると食べないことが多いです。
スイカの白いところと梨の皮は夏場は水分補給になっています。
園芸植物
観葉植物や木の葉です。
観葉植物などは野菜とは違い食用では無い物が多いので人が食べても影響が出てしまうような強い農薬が使われていることがあります。(特に花)
どうしてもあげたい場合は農薬が一切使われていない&付かないようにしてリクガメ用の植物を育ててあげるのが安全だと思います。
【食べられる主な植物】
・ウチワサボテン
・アロエ
・ハイビスカス
・ポーチュラカ
・バラ
・松葉菊
・グレパラリーフなどの多肉植物
・イタリアングラス
・桑
・ブラックベリー など
R君→アロエ、バラ、桑(葉&実)を試したものの全て避けてました。
・桑の葉は(食べるようであれば)カルシウムが豊富なのでオススメです。
松葉菊、多肉植物系は食べたり食べなかったり…。
▲バラの葉はシュウ酸が多めです!
☆カメさん用にお花をあげたいならこちらも参考にしてみてくださいね!
→観賞用の花はリクガメにあげても大丈夫?食べられる花と食べられない花のこと
野草
良くわからないものは必ず毒性の有無を調べてから与えることをオススメします。
・タンポポ・オニタビラコ・ヨモギ・ハルジオン・リュウゼツサイ・ハハコグサ・ノゲシ・ノアザミ・シロツメグサ・アカツメグサ・カラスノエンドウ・葛・スズメノカタビラ・コバンソウ・エノコロクサ・ヒメオドリコソウ・ホトケノザ・オオバコ・ヘラオオバコ・ナズナ・菜の花・ヘビイチゴ・ツユクサ・オオイヌノフグリ・ハコベ・ヤブガラシ…etc.
こうズラリと並んでいても分かりにくいと思うのでもう少し下に画像を載せておきます。
(ダウンロードは個人での使用はOKですが転載等には使用しないでください。)
▲カタバミ、ギシギシ、シロツメグサ辺りはシュウ酸が多めなので入手しやすいからとこれだけを与えるのは避けた方が良いです。
▲菜の花は甲状腺腫になりやすく物質が多めです。
R君→タンポポ、オニタビラコ、リュウゼツサイ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ナズナ、ツユクサ、オオイヌノフグリ、ハコベ、ヤブガラシ、菜の花は良く食べてます。
シロツメグサ、カラスノエンドウは時々
ヨモギやハーブ類(シソ含む)のような匂いが強めなのは嫌いだそうです。
*ここで紹介したリクガメが食べられる野草の写真集*
その他
甲羅を成長させるために不可欠な栄養素
【カルシウム補給】
市販のカトルボーン(イカの骨)や塩土を入れておけば亀自身が必要なときにかじります。
必要であれば専用のカルシウム剤やカキ殻や卵のから(薄い膜は取ってね!)を粉末にしたものを餌にかけても代用可能らしいです。
【ビタミン剤】
直射日光に浴びれない場合や成長期に必要であれば。
R君→塩土は時々いれてます。
あまり必要ないみたいで転がして歩いてる姿を目にしますが…。
ビタミン剤はゴハンにかけて拒絶されたのでそれ以来使ってません。
与えてはいけない植物
まず人が食べて危険なものや異常を起こすような物は与えないことを前提としてください。
人もトリカブトや麻、朝顔など毒性が強すぎて中毒をおこしたり、死んでしまうようなものはそもそも食べませんよね?
見た目が食べられそうな気がするカラーやスズラン、クワズイモなどもダメなので気になるものは必ず調べてください。
他にもトマトやジャガ芋の葉っぱはソラニンが多く含まれているので場合によっては食中毒を起こしますし、
イチジクの葉や樹液はゴムと同じような成分があったり…
と実が食べられる物でも葉はダメと言うものもあります。
ちなみに人が食べれるものでダメなのは山菜系のような灰汁の強いものです。
人は調理して灰汁を抜くので食べられるのです。
それと他の多くの動物にも共通する
ネギやニンニク、チョコレートなども与えないでください。
草食のリクガメは生涯で数百種の植物を食べるとされているそうです。
本能的に毒性の強すぎる植物は食べないとは思いますが、与える前に調べるなど気をつけて愛亀さんとの暮らしを楽しんでくださいね!
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